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ビットコインを取引をしているトレーダーの中には、「ビットコインの1pipsって、いくらなんだろう?」という疑問を持ったことがある方は多いのではないでしょうか。

FX経験者であれば「ドル円の1pips=0.01円」といった感覚をお持ちかもしれませんが、実はビットコインでは1pips=0.01円ではありません。

この記事では、BTC/USDやBTC/JPYにおける1pipsの意味と計算方法を明確にしつつ、他銘柄との違いや便利な使い方などを以下の項目で詳しく解説します。

  • ビットコインの1pipsはいくらなのか
  • ビットコインの1pipsを知っていると役立つ3つのこと
  • ビットコインをプロップファームで取引するならFunded7
  • まとめ

【1分要約】ビットコインの1pipsは0.01ドルまたは1円

ビットコインの1pipsは、BTC/USDでは0.01ドル(約1.5円)、BTC/JPYでは1円に相当します。

ビットコインの1pipsがいくらなのかを理解しておくことで、スプレッドなどの取引コストを瞬時に把握できるようになったり、ドル建てと円建てのパフォーマンスを比べ安くなったりとメリットがあります。

ビットコインの1pipsはいくらなのか

BTC/USD(ドル建てビットコイン)では「1pips=0.01ドル」、BTC/JPY(円建てビットコイン)では「1pips=1円」に相当します。

つまり、BTC/USDが1pips上昇した場合は1.5円相当(1ドル=150円で算出)の上昇したこと、BTC/JPYの場合は1円上昇したことを指しているのです。

改めて、以下の表でビットコインの1pipsはいくらなのかまとめましたのでpipsの計算に迷った場合は参考にしてください。

銘柄1pipsの値動き1pipsは何円なのか
BTC/USD0.01ドルに相当約1.5円(※為替レート150円で換算)
BTC/JPY1円に相当1円

他銘柄とは1pipsの計算に違いがあるのか

為替や貴金属など、ビットコイン以外の銘柄とは1pipsに違いがあるのか、以下の表で比べてみました。

・ドルストレート銘柄

銘柄1pipsはいくらか備考
EUR/USD0.0001ドル小数点第4位に注目
XAU/USD0.1ドル(10セント)小数点第1位に注目
BTC/USD0.01ドル小数点第2位に注目

・クロス円銘柄

銘柄1pipsはいくらか備考
USD/JPY0.01円小数点第2位に注目
BTC/USD1円なし

したがって単純に「1pips=いくら」ではなく、どの銘柄は小数点以下何桁目に注目するべきなのかを覚えることが重要です。

実際の相場でビットコインの1pipsを計算してみよう

実際の価格推移をもとに、ビットコインのpips計算を練習してみましょう。

まずはBTC/USDのケースです。

2023年1月にはおよそ15,500ドル前後で推移していましたが、2025年5月時点では102,500ドル付近にまで上昇しています。

この価格差は87,000ドル。BTC/USDでは1pips=0.01ドルであるため、単純計算すると8,700,000pips(870万pips)の上昇です。

次にBTC/JPYのケースを見てみましょう。

2023年初頭のビットコイン価格は約200万円でしたが、2025年5月には1,500万円近くまで上昇しています。

価格差は1,300万円であり、BTC/JPYでは1pips=1円とされているため、1,300万pipsの変動ということになります。

ビットコインの1pipsを知っていると役立つ3つのこと

income tax 491626 1920ビットコインは上昇を続けた結果価格単位が大きくなったため、pipsで変動幅を計算すると非常に大きな数字になり見づらいことが分かりました。

しかし、ビットコインの1pipsを知っていると以下のような役立つこともあります。

  • 取引コストが明確になる
  • ドル建てと円建てのパフォーマンスを比べやすくなる
  • pipsから損益計算ができるようになる

その1:取引コストが明確になる

MT4やMT5などの取引プラットフォームによっては、取引コストである「スプレッド」がpips単位で表示されています。

したがって、スプレッドによって実際にどれだけのコストが発生しているのかを把握するためにも、ビットコインの1pipsがいくらなのかを理解しておく必要があります。

例えばBTC/USDのスプレッドが300pipsと表示されていた場合、これは3ドル(=0.01ドル × 300pips)のコストに相当します。

つまりBTC/USDを1ロットで取引すれば3ドル(約450円)、0.1ロットなら0.3ドル(約45円)のコストがかかることが明確になるのです。

スプレッドを考慮して指値・逆指値注文を設定する際にもぜひ活用してみましょう。

その2:ドル建てと円建てのパフォーマンスを比べやすくなる

ドル建てと円建てビットコインのパフォーマンスを比較する際、単純な価格だけでなくpipsという共通単位で比べることでその違いが明確になります。

例えば、2023年初頭〜2025年5月にかけてBTC/USDは約870万pips、BTCJPYは約1,300万pips上昇していたことがさきほど分かりました。

つまり同じ相場であるにもかかわらず、ドル建てと円建てのパフォーマンスに約430万pipsの差があるということになるのです。

この差の原因の1つは、円安の進行です。このようにpips単位で整理することで、単純な価格だけでは見えないという真のパフォーマンスの差異を把握できるようになります。

その3:pipsから損益計算ができるようになる

ビットコインの価格からも損益を計算することはできますが、取引ロット数次第では計算が複雑になります。

以下のような取引数量に応じた損益額を覚えておくと、損益計算が早くなるケースもあります。

ロット数1pipsの損益(USD)円換算の損益(1ドル=150円)
0.01ロット0.0001 USD約0.015円
0.1ロット0.001USD約0.15円
1ロット0.01USD約1.5円

例えばBTC/USDを1ロット取引した場合に100ドル動けば、10,000pipsの変動となり、損益は100ドル(約15,000円)となります。

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まとめ

この記事では、ビットコインにおける1pipsの定義から、ドル建て・円建てでの違い、他銘柄との比較、そしてpipsを活用した損益計算や戦略設計まで詳しく解説しました。

BTC/USDでは「1pips=0.01ドル」、BTC/JPYでは「1pips=1円」といったルールを押さえるだけで、取引コストやパフォーマンスをより正確に捉えることができるようになります。

特にエントリーや損切り、リスクリワードの設計ではpips単位での把握が武器になりますし、円安局面などの為替要因を含めた評価を行うにも有効です。

ビットコインにおけるpips計算方法をマスターして、仮想通貨取引に活かしていきましょう。