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【実例付き】カップウィズハンドルとは?見つけ方やだましの回避方法を解説!

カップウィズハンドルという名前を聞いたことがあるものの、「実際の取引でどう活用すればいいのか分からない」、「形の判断やエントリータイミングに自信が持てない」という方も多いのではないでしょうか。

特に形が綺麗なカップウィズハンドルを見つけてもその後必ず上昇するとは限らないため、「本当に信頼できるのか」不安を感じるトレーダーも少なくありません。

結論として、カップウィズハンドルは価格上昇を示す確かなチャートパターンではありますが、リアルトレードで活用するためにはいくつかのポイントを知っておくことが重要です。

この記事では、カップウィズハンドルの基本から見つけ方、実際の相場例を踏まえた失敗パターン・成功パターンに至るまで以下の項目で解説します。

  • カップウィズハンドルとは
  • カップウィズハンドルがなぜ価格上昇のシグナルになるのか
  • カップウィズハンドルの見つけ方|初心者でも迷わない判別ポイント
  • カップウィズハンドルはどこまで上がる?利確ポイントの考え方
  • カップウィズハンドルが上昇したその後の事例
  • カップウィズハンドルは失敗することもある
  • カップウィズハンドルの練習はFunded7で
  • まとめ

カップウィズハンドルとはどのようなチャートパターン?

カップウィズハンドルとは、価格が底を固めてU字型の形状を作る「カップ」と、一時的な調整が入った後に上昇して作る「ハンドル」の2つで構成されるチャートパターンです。

カップウィズハンドルのネックラインをブレイクすると、相場価格が上昇するシグナルとなります。

したがって、ネックラインをブレイクしたタイミングやサポレジ転換でエントリーをすることが一般的です。

カップウィズハンドルを初めて定義して広めた人物は、米国の著名な投資家であり投資理論家のウィリアム・オニールです。

オニール氏は、株式市場の歴史的な上昇銘柄を徹底的に調査し、そこに共通するチャートパターンを分析した結果、カップウィズハンドルというパターンを発見しました。

カップウィズハンドルには逆パターンもある

カップウィズハンドルには通常のカップウィズハンドルを逆さまにした「逆カップウィズハンドル」があり、これは売りシグナルを表します。

価格が一度大きく下落した後、反発してU字型の戻りを作りますが、戻り高値は以前の高値を超えず、右側に小さな持ち合い(逆ハンドル)を形成します。

この持ち合いから下方向にブレイクすると、投資家心理が一気に弱気に傾き、そのまま下落トレンドが加速するという流れです。

特に高値圏で出現する逆カップウィズハンドルは、天井形成パターンとして注目されます。

カップウィズハンドルがなぜ価格上昇のシグナルになるのか

カップウィズハンドルがなぜ相場価格が上昇するシグナルとなるのかは、チャートパターンの形成過程におけるトレーダーの心理をひも解くと理解できます。

カップ部分では、下落から回復する過程で「ここが底かもしれない」という期待が生まれ、安値で買いたいトレーダーが増えます。

その結果、出来高は徐々に増加して買い意欲が高まる流れが生まれます。

ただし高値付近での調整局面に入ることで、「これから本当に上がるのか?」と様子見するトレーダーが増加。

短期的な利益を確定する売りも出ますが、押し目買いを狙うトレーダーも待機しているため、価格は大きく下がりにくくなります。

このような強気と弱気の攻防が整理される期間を経て、ハンドル上限をブレイクすることで、「やはり強い!今度こそ本格上昇だ!」という安心感が広がります。

その結果、新規買いや売り方の損切りが一斉に入り、トレーダー心理が一気に強気に傾くことで上昇トレンドの加速へつながるのです。

カップウィズハンドルの見つけ方|初心者でも迷わない判別ポイント

チャート上でカップウィズハンドルのようなチャートパターンが形成されても、本当にそれがカップウィズハンドルとして信頼できるのか迷うトレーダーもいることでしょう。

カップウィズハンドルを見つけるための、基本的な判別ポイントとして、以下の3点を紹介します。

  • カップ部分の底の形が滑らか
  • カップ部分とハンドル部分における形成期間のバランス
  • ハンドル部分が深押ししすぎていない

カップ部分の底の形が滑らか

カップウィズハンドルのカップ部分を正しく見極めるには、底の形状に注目することが重要です。

理想的なカップはU字型に滑らかに形成され、V字型のような急反発は失敗しやすい特徴があります。

なぜなら、V字型のような急落後の急反発は大口や短期トレーダーによる一時的な買い戻しである可能性が高く、その後の上昇が続きにくいからです。

一方でU字型のカップは時間をかけて売り圧力を吸収しながら買いが増えていくため、安定した上昇トレンドにつながりやすい傾向があります。

カップ部分とハンドル部分における形成期間のバランス

カップウィズハンドルを正しく見つけるには、カップ部分とハンドル部分それぞれの形成期間に注目することが重要です。

カップ部分は価格が下落して底を固めて再び高値付近まで戻るまで目安として、数週間から数ヶ月かけてゆっくり形成されるのが理想です。

特に週足や日足の場合、カップ部分に1〜3ヶ月程度かかるケースが多く、これくらいの時間をかけることで売り圧力がしっかり整理されやすくなります。

一方、ハンドル部分の形成期間はカップ部分と比べて短めが基本であり、目安として2週間〜4週間程度が理想とされます。

重要なのは、カップ部分とハンドル部分の期間バランスです。カップに数ヶ月かけたのに、ハンドルが数日で終わると、調整不足でブレイクが失敗しやすい傾向があります。

逆に、ハンドル部分が長すぎると、エネルギーが蓄積されず勢いがなくなるリスクもあります。

このように、カップ部分でじっくり買いが集まり、ハンドル部分で最後の売りを吸収してからブレイクするという時間的な流れが、カップウィズハンドル成功の鍵です。

ハンドル部分が深押ししすぎていない

カップウィズハンドルを見極める際は、ハンドル部分の押し幅が深すぎるかをチェックすることも重要です。

理想的なハンドル部分の押し幅は、カップ全体の上昇幅(高値 – 底値)の10%〜15%程度です。

これ以上深く押す場合、上昇トレンドの勢いが弱いと判断される可能性が高く、その後のブレイクもだましになりやすいのです。

またカップ全体の上昇幅も重要な判断材料です。高値から底値への下落幅が深すぎる場合、単なるリバウンド狙いの短期上昇で終わるリスクもあります。

逆に浅すぎるカップでは売り手が十分に整理されていないため、ブレイク後の上昇が続きにくくなります。

カップウィズハンドルはどこまで上がる?利確ポイントの考え方

カップウィズハンドルでエントリーした後、どこまで上がるのかを考えることは、利確ポイントを決めるうえで非常に重要です。

目安としてよく使われるのが、ハンドル部分の深さです。

ハンドルの値幅分をブレイクポイントにそのまま上乗せした価格を、最低限の上昇目標として設定することが基本です。

さらに強いトレンド相場では、カップの深さと同等または、その1.5倍〜2倍まで上昇するケースもあります。

「どこまで上がるか」に固執せず、出来高や勢いの変化を見ながら柔軟に利益確定していく姿勢が利益を伸ばすためのコツです。

カップウィズハンドルが上昇したその後の事例

カップウィズハンドルがセオリー通り上昇した実例として、以下の2つを紹介します。

  • 2021年11月4日〜11月16日のドル円の1時間足
  • 2018年1月〜2019年6月のゴールドの週足

2018年11月4日〜11月16日にかけて、ドル円の1時間足でカップウィズハンドルが形成されました。

カップウィズハンドル完成後、セオリー通りハンドルの値幅分、ブレイク後に上昇をしました。

抑えられていたレジスタンスラインに何度も価格がタッチしていたことからも、綺麗にブレイクする可能性が高かったことが分かります。

また2018年1月〜2019年6月にかけて、ドル建てゴールドで大きなカップウィズハンドルが形成されました。

カップウィズハンドルが完成後、セオリー以上の大幅な上昇を見せ、2025年2月現在に至るまで上昇トレンドを描いています。

カップウィズハンドルについて他の事例については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

≫カップウィズハンドルの実例6選|その後やトレードのコツを解説!

カップウィズハンドルは失敗することもある

カップウィズハンドルが形成されたにもかかわらず、相場価格がセオリー通り上昇しないこともあります。

失敗例として挙げられるのが、2025年2月6日〜2月7日にかけて形成されたユーロドルの15分足におけるカップウィズハンドルです。

綺麗な形のカップウィズハンドルが形成されていたものの、ネックラインをブレイクすることなく大幅な下落へ転じました。

カップウィズハンドルにはこのように失敗パターンがあるので、だましには注意して取引で活用しなければなりません。

カップウィズハンドルが失敗しやすい3つの条件

カップウィズハンドルが失敗しやすい条件として、以下の3点を挙げられます。

  • 相場のトレンドとシグナルの方向が合っていない
  • カップウィズハンドルの形が綺麗ではない
  • 材料がなく出来高が伴っていない

例えば、長期足で下降トレンドが続いている中、買いのカップウィズハンドルが形成された場合、戻り売りに押されてしまい失敗する確率が高まります。

また形が綺麗でないカップウィズハンドルは、トレーダーによってチャートに対する解釈が変わりやすいので、セオリー通りのテクニカル分析が機能しづらいです。

さらにブレイク後の価格変動に材料がなく出来高が伴っていないと、その上昇は一時的なものに終わってすぐに失速することが多いです。

このような条件下でカップウィズハンドルが発生した場合は、特にだましを警戒して取引を避ける方が賢明でしょう。

カップウィズハンドルの失敗については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

≫カップウィズハンドルが失敗しがちな3つの条件|損切りの見直し方も紹介

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まとめ

この記事では、カップウィズハンドルの基本から見つけ方、エントリーのタイミングや利確ポイント、失敗パターンの回避方法まで詳しく解説しました。

カップウィズハンドルは、価格が底を固めた後に買いの勢いが戻るといったようなトレーダー心理の変化を示す信頼性の高いパターンです。

カップ部分とハンドル部分それぞれの形成条件や、ブレイク時に出来高が増えるなどのポイントを押さえておけば、初心者でも再現しやすいテクニカル分析として強い武器になるでしょう。

一方で、セオリー通りに上昇しないといった失敗パターンも存在するため、形だけでなく相場全体のトレンドや材料も併せて判断することが重要です

ぜひ今回の解説を参考に、実際のチャートで見つける練習をしながらカップウィズハンドルを自分のトレードルールに組み込んでみてください