本フレームワークの目的は、トレーダーを不当に制限することではありません。明確な定量的基準を公開することで、長期的に利益を上げ続ける「一貫性のあるプロトレーダー」を保護し、公正な取引環境を提供することにあります。
以下に、制限プロ口座の内容と、チャレンジやペイアウトの判定基準の詳細を解説します。
マニュアルレビューの対象期間 #
取引データの詳細な手動審査(マニュアルレビュー)は、以下の特定のタイミングで行われます。
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評価フェーズの完了時: フェーズ1およびフェーズ2の全取引履歴が対象です。
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プロ口座運用時: 「ペイアウトウィンドウ(前回の出金完了 ~ 今回の出金申請)」の期間内に行われたトレードのみを審査対象とします。一度承認(Approved)された過去のウィンドウのデータが、次回の審査で再度影響することはありません。
評価(チャレンジ)フェーズクリア後のフロー #
評価フェーズの利益目標を達成後、システムは口座を一時的にロックし、リスクチームによるマニュアルレビュー(手動審査)を実施します。
Funded7では、評価フェーズをクリアしたトレーダーに対し、トレードデータに基づいた最適なプロ口座を提供します。
3種類のプロ口座 #
パターン1:プロ口座(合格)
すべてのルールを遵守し、安定したトレードが行われている場合。
正規の条件(レバレッジ1:50 / リスク3.0%)で運用を開始します。
パターン2:シルバープロ口座(条件付き合格)
利益目標は達成したが、「一貫性(ルール1)」に懸念がある場合。
シルバープロ口座(リスク2.0%)で運用を開始し、まぐれ当たりではない実力を証明していただきます。合計3回の出金実績でプロ口座へ昇格となります。
パターン3:ブロンズプロ口座(条件付き合格)
利益目標は達成したが、「リスク管理(ルール2&3)」に懸念が見られる場合。
ブロンズプロ口座(リスク1.0% / レバレッジ1:20)で運用を開始し、安全な資金管理ができることを証明していただきます。
| 口座タイプ | プロ口座(Funded Account) | シルバープロ口座(Silver Funded Account) | ブロンズプロ口座(Bronze Funded Account) |
|---|---|---|---|
| 対象 | Clean Pass ルール違反なく、安定した成績で合格したトレーダー。 |
Consistency Miss 利益が特定のトレードに偏っており、再現性に懸念がある場合。 |
Risk Warning リスク許容度を超過しているが、利益目標は達成している場合。 |
| レバレッジ | 1:50 | 1:30 | 1:20 |
| リスク上限 | 3.0% | 2.0% | 1.0% |
| SL設定 | 任意(推奨) | 必須 | 必須 |
| 卒業条件 (プロ口座への昇格) |
- | 合計3回の出金成功
(3 Successful Payouts) |
合計3回の出金成功
(3 Successful Payouts) |
※ リスク上限(Flat Risk %)について:
単一ポジション、相関ペアの合計、ポートフォリオ全体、すべてにおいて上記の「フラットレート」が適用されます。
※ 卒業条件について:
「出金成功」とは、リクエストが拒否(Reject)されず、承認されたことを指します。
プロ口座運用中の違反と「利益無効化」ポリシー #
プロ口座のマニュアルレビューの際に、ルール違反が確認された場合、以下の「非対称無効化」ルールを適用します。
ケースA:ルール1(ペイアウト基準)未達成 #
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処置: 利益没収なし。ペイアウト保留。
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対応: 利益は口座に残ります。トレードを継続し、データが平均化された次回の申請で出金可能です。
ケースB:ルール2&3(ポジションリスク・スキャルピング)違反 #
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利益の削除 (Nullify): 「違反トレードで得た利益」のみが削除されます。
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損失の維持: 違反トレードで生じた損失は削除されません。
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正当性: 損失を取り消すとリスクルールの意味が消失し、ギャンブルを助長するため、損失はプロとしての実績として残ります。
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出金の可否: 削除後の「有効利益」が、最低出金額の$100以上かつ、ペイアウト申請額以上あれば出金可能です。
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制限プロ口座への移動: リスク違反としてカウントされ、制限プロ口座へ移行します。
ケースC:ルール4(禁止手法) #
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処置: 契約終了(Termination)。全利益没収。
ストライクとペイアウトウィンドウのリセット #
ストライクの定義 #
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ストライクとは: 出金申請(ペイアウト)全体が却下(Unsuccessful)された場合にカウントされます。
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回避条件: 軽微な違反で利益の一部が削除されても、最終的にペイアウトが承認(Approved)されれば、ストライクは付与されません。
【重要】一定数のストライク(通常3回)が累積すると、制限プロ口座の契約終了(Termination)となりますので、日々の取引におけるリスク管理を徹底してください。
ウィンドウの閉鎖とリセット #
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審査対象期間(ウィンドウ)を閉じる条件は「ペイアウトの成功」です。
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ペイアウトが完了した時点で過去の違反データは精算され、次からは無違反の「新しいウィンドウ」が開始されます。
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申請額が有効利益を超えている等の理由でペイアウトが弾かれた場合、ペイアウトを完了させるまでそのウィンドウ(違反データ)は審査対象として残り続けます。
利益削除後のドローダウン判定ポリシー #
利益削除(Nullify)によって事後的に有効証拠金が減少した場合の判定:
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判定のタイミング: 原則として出金申請時のマニュアル審査時に判定します。
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失格基準: 利益削除後の残高がドローダウン許容ラインを下回った場合、原則として失格となります。
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特例救済: 初回の違反かつ正当な実力が認められる場合に限り、即時解約ではなく「ブロンズプロ口座」等への降格によるラストチャンスを認める場合があります。
※すでに制限付きティアにいる状態でこの基準に抵触した場合は即時解約です。
詳細ルールへのガイド #
各ルールの定量的な基準(計算式、制限秒数、禁止手法など)は、以下の詳細記事にて全て公開しています。
- [OREFルール1: ペイアウト基準]
– 「平均的な取引サイズ(Median)」の定義と、一貫性を証明するための基準。 - [OREFルール2 & 3: ポジションリスクとスキャルピング基準]
– ATR計算式、スキャルピングの秒数制限(15秒/30秒)、相関バケットリストの完全公開。 - [OREFルール4: 禁止行為]
– ナンピン・マーチンゲールの定義および禁止される取引手法の具体例。
原則と運営上の裁量権(Principles & Discretion) #
本記事は、Funded7におけるリスク管理の「原則」を定めたものです。
Funded7は原則として、公開されたルールに基づいて厳格にパフォーマンスを判定します。しかし、取引環境の健全性を守るため、リスクチームは以下の2つのシナリオにおいて介入する権利(裁量権)を有します。
第一に、市場の健全性(Market Integrity):
選挙や主要な金融イベントなど、極端なボラティリティが発生する期間中は、安定性を確保するためにリスクパラメータを一時的に調整する場合があります。
このような変更が行われる際は、適用前に必ずトレーダーへ「事前の通知」を行います。
第二に、悪意ある執行(Malicious Execution):
厳密なデータ分析の結果、プラットフォームのインフラやルールブックを悪用しようとする試み、組織的な搾取、またはアビューズ(濫用)と特定された取引パターンや行動は、「悪意ある執行」と分類されます。これらは戦略の名称に関わらず、重大なポリシー違反として厳正に対処されます。