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「オールイン」取引(一発狙いの取引)の禁止について

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Funded7は、規律あるプロフェッショナルなトレーダーとの長期的なパートナーシップを目指しています。今回、弊社の判定哲学を公開するにあたり、これまでのルール呼称をより明確に整理し直します。

これまでは、「一貫性」が確認できない様々な取引パターンを、広義の「オールイン」という一つの言葉で判定してまいりました。しかし今後は、その定義を明確に分離します。

「オールイン」取引とは何か? #

「オールイン」取引とは、単一または複数の一方的な取引によって、利益目標またはペイアウト額が達成されるケースを指します。

これは、例えば、口座の他の取引履歴と比較して「統計的に異常な(極端に大きい)ロットサイズ」を使用し、単一の取引(または取引クラスター)で利益目標の達成やペイアウト額の獲得を狙う、ハイリスクなギャンブル行為です。

「一貫性が確認できない」取引が主に「利益の集中度(結果)」に焦点を当てているのに対し、「オールイン」は「プロセスそのもの(意図的な一発狙い)」を重大な問題と見なします。

なぜ「オールイン」は厳格に禁止されるのか? #

このアプローチは、私たちが評価したい「規律あるリスク管理」や「再現可能なスキル」とは正反対のものです。これはスキルではなく、ファームのルールを利用した「賭け」に他なりません。

  • 異常なリスクテイク: 他の一貫した取引(例:1ロット)と比べ、突如として80ロットのような異常なポジションを取る行為は、リスク管理を完全に放棄しています。
  • スキルの証明にならない: たとえその取引が一度成功したとしても、それは持続可能なスキルを何ら証明するものではありません。
  • プログラムの悪用: これは、一貫したトレーダーを発掘するという私たちのプログラムの根本的な目的を意図的に悪用する行為です。

「オールイン」取引の実際の事例 #

以下は、「オールイン」と判定された実際のケースです。

ケース1:異常なロットサイズによる利益の創出 #

  • 取引内容: この口座の取引の大部分は0.1ロットや1.0ロットなど、小規模なものでした。しかし、突如として jpn225 で 7.2ロットnas10080ロットという、他の取引と比べて桁違いに大きなポジションが建てられました。
  • 利益への影響: これら2つの「オールイン」取引だけで、口座の純利益(3,373.50円)を遥かに超える約194万円の利益が生み出されています。これは、他のすべての取引が全体として大きな損失を出していたことを意味します。
  • 判定: 他の取引履歴と完全に矛盾する、異常なロットサイズを用いた一発狙いの取引であり、典型的な「オールイン」取引と見なされます。

ケース2:単一銘柄での極端なロットサイズ #

  • 取引内容: この口座は、通常1.0〜2.3ロットの範囲で取引されていました。しかし、10月15日、usdjpy27ロットという、標準的な取引サイズの10倍以上にもなる極端な売りポジションが建てられました。
  • 利益への影響: この単一の取引は 2,181,600円の利益を生み出し、口座の総利益(3,586,590円)の約60.8%を占めました。
  • 判定: 利益の割合(60.8%)もさることながら、それ以上に「他の取引履歴から逸脱した、意図的な過大リスクテイク(27ロット)」というプロセス自体が「オールイン」と判定されます。

「オールイン」取引と見なされた場合、その取引によって得られた利益は承認されず、重大な規約違反として扱われる可能性があります。私たちは一貫したプロフェッショナルなトレーダーのみをサポートします。